Hush Puppies ブランドプロフィール
 ハッシュパピーは、1958年にアメリカ合衆国ミシガン州ロックフォードのウルバリン・ワールド・ワイド社で誕生し、今やアメリカンカジュアルの代名詞にまでなっているブランドです。世界で初めてスニーカーのように履き心地のよいレザー・カジュアルシューズを生み出し、当時主流だった黒くていかめしいビジネスシューズやワークブーツの概念を打ち破ったのがハッシュパピーです。やわらかく通気性に富み、そして心躍るような軽やかなデザインのシューズは、あっという間に当時の人々の心をとらえました。
 ハッシュパピーというネーミングには、おもしろいエピソードが隠されています。ある時、新製品の開発を担当していたハッシュパピー初代セールス・マネージャーのジム・ミュア氏が、友人宅で揚げナマズとトウモロコシ粉の生地を小さく丸めて揚げたアメリカ南部の揚げパンの料理「Hush Puppies」の夕食を振舞われました。この料理の名前は、食事中に期待して吠える犬たち(バーキング・ドッグス)を黙らせるために、農民たちが「Hush Puppies!(しっ!子犬(パピー)たち、静かに)」と言いながら、与えたところからきたといいます。'50年代アメリカでは、ヒリヒリ痛くなった足を俗語で「バーキング・ドッグス」と呼んでいたことから、これがきっかけとなり、ウルバリン社はいくら履いても決して疲れない履き心地のいい靴を「ハッシュパピー」として売り出すことにしたのです。
 こうして誕生したハッシュパピーは、快適な履き心地を第一に考えた靴として各国で大流行。現在では世界160以上の国と地域で販売されています。日本への上陸は1965年、その後のアイビーブームとともに瞬く間に人気ブランドとして定着しました。その後も最新の機能を取り入れながら、常にハッシュパピーのDNAでもある快適さを追求した商品を開発してきました。2007年には足にも地球にも優しい「エコシューズ」を発表し、2011年には画期的な機能が備わった「トーニングシューズ」を発表するなど、常に新たな試みにチャレンジし続けています。

 We invented Casual−「カジュアルはハッシュパピーからはじまった」 これが、はじめて“カジュアルに履ける革靴”第1号となったハッシュパピーのブランドスローガンです。ハッシュパピーは、本格的な「カジュアルシューズの歴史」を開き、その快適な履き心地とカジュアルテイストは、世代を越え、時代を越え、世界各国で愛され続けています。